成人式にお金はかかりすぎる?平均はどれくらい?自分で払うもの?華やかな装いの成人式に、どれくらいお金がかかるのか解説します
人生の節目である成人式。
振りそでやヘアメイクなども年々華やかになって、街角も成人式の日は色めき立ちます。
そしてこの華やかな成人式。ズバリ!お金が恐ろしいほどかかります。
かかる金額は一概には言えませんが、女性の場合15万円~70万円くらいが平均的なところです。
そして、その費用のほとんどは、振りそでなどの衣装代と写真撮影代です。
本記事では、成人式にどのくらいお金がかかるのか。
そして、そのお金は誰が負担しているのか。
振りそで選びと、写真代によって、かなり差がでる成人式のお金事情を解説します。
そして、お金や振りそでの準備はいつ頃から始めたら良いのかもご紹介します。
この記事が誰かのお役に立てたら幸いです。
成人式にお金がかかりすぎ!?平均は?
成人式にかかる費用は、ほとんどが振りそでなどの衣装代と写真撮影の費用になります。
平均費用は一概に言えませんが、女性であれば15万円~70万円。
男性なら5万円~10万円位です。
また、女性でオーダーメイドなどの振りそでを購入した場合は、100万円を超えるケースもあります。
そもそも成人式って何をするの?
大人としての自覚を持ち、社会への一歩を踏み出す式典である成人式。
当日の行事は、市町村主催の記念式典・写真撮影・恩師を招いての同窓会が主なところです。
出席は自由なので、遠方に進学したり、引っ越したりで参加しない人もいて、出席率は70%くらいです。
そして、成人式で一番お金がかかるのが、式典に出席するための衣装と写真撮影の費用です。
では、何にどれだけお金がかかるのか、見てみましょう。
成人式にかかるお金の内訳は?
成人式にかかる主なお金の内訳は、以下のようになります。
- 振りそでなどの衣装代 10万~100万円
- 着付け・ヘアメイク 1万~2万円
- 髪かざりなどの小物 5千円~
- 写真撮影 3万~20万円(振りそで購入やレンタルとセットの場合もあり)
- 同窓会の費用 3千円~1万円
- お祝い返し お祝いの1/3程度
成人式を迎えるのが女性の場合、振りそでなどの衣装代や写真撮影に一番お金がかかります。
では、皆さんお金のかかる振りそでを、どうやって調達しているのでしょうか。
調達方法は大きく分けて3つあります。
新作振りそでの購入、レンタル、そしてママやお姉さんが着た振りそでを使いまわすママ振り、姉振りです。
どのパターンをとっても、かなりお金がかかります。
では、どれくらいお金がかかるのでしょうか。
新作購入派、レンタル派、ママ振り派の場合で見ていきましょう。
新作振りそで購入派はどのくらいお金がかかる?
最近の呉服屋さんでは、成人式に向けて新作振りそでと小物をセットにした、成人式セットを販売しています。
このセットには、振りそでがすぐに着られるように、帯や小物など必要なものが全て入っています。
こちらのセット、振りそでの質にもよりますが、20万円~50万円ぐらいが主な価格帯になります。
さらに、高額なものだと100万円を超えるものもあります。
また、前撮りなどの写真撮影を手配してくれる呉服屋さんもあります。
ですが、写真撮影の料金は別途の場合が多いので、振りそでセットに写真代が追加になります。
- 着付け・ヘアメイク 約1万円
- 写真撮影 3万~20万
つまり、購入した場合は、トータルで25万円~70万円ぐらいかかります。
振りそで購入のメリット
- 後に残せる
- 自分の好きな振りそでが買える
- 卒業式や、友人の結婚式などにも着られる
振りそでを購入すると、自分の好みのものが買えますし、好きなアレンジも楽しめます。
何よりも後に残せますので、大学の卒業式に着たり、娘に譲ったりすることも可能です。
振りそで購入のデメリット
- お金がかかる
- 振りそでのメンテナンスが大変
振りそでを購入すると、クリーニングや保管などのメンテナンスが大変です。
振りそでのクリーニング代は1万円前後、さらに撥水加工などをつけると1万5千円くらいになります。
同時に襦袢(下着)のクリーニングも5千円くらいかかります。
振りそで購入の場合は、着た後のメンテナンスに2万円近くかかることを覚悟しましょう。
また、保管もカビが生えたり虫に喰われたりしないよう、気を使わないといけません。
振りそでレンタル派はどのくらいお金がかかる?
成人式を迎える人の約40%が振りそでレンタルを利用していると言われています。
レンタルだと、着付け・メイク・写真撮影の料金込みで10万~30万円位が主な価格帯です。
レンタルの場合でも、良いものを借りると高くなります。
斬新なデザインを着たい、メンテナンスが面倒などの理由で、レンタルを選ぶ人もいます。
振りそでレンタルのメリット
- 費用が安く済む
- 斬新なデザインも選べる
- メンテナンスフリー
レンタルの場合、買うには勇気がいるような斬新なデザインを選ぶことができます。
成人式だけと割り切って楽しむことができますね。
メンテナンスフリーなのも魅力です。
振りそでレンタルのデメリット
- 好きなデザインが借りられない
- 着物の質が落ちる
- 会社の倒産などで振りそでが届かないリスクがある
レンタルの場合、早いもの勝ちなので、出遅れると好みの振りそでがなくなることがあります。
また数年前の事件のように「会社の倒産で振りそでが届かない」などのリスクがあることも、考えておきましょう。
ママ振り派はどのくらいお金がかかる?
最近のレトロブームでママ振りを着る人も増えています。
ですが、実はママ振りもかなりお金がかかります。
お金がかかるのは以下の理由からです。
- 小物を今風にそろえなおす
バッグやぞうり、帯揚げや帯締めなどの小物は流行が変わるもの。そろえなおすと数万円の出費になります。 - 帯を買いなおす
最近は、帯のしめ方が華やかになっています。
ママ世代の短い帯では流行のしめ方ができないので、買いなおすと10万円近い出費になります。 - 写真や着付けは自分で手配
ママ振りの場合、美容室や写真館を自分で予約するので、セットの場合より料金が高くなります。 - ママのサイズが合わずにお直しをする
親子でサイズが合わないとお直し代がかかります。
ママ振りの場合でも、振りそでのお直しや小物の揃えなおしで10万円~20万円。
写真撮影や着付けで5万円~20万円。
トータルで15万円~40万円かかります。
ママ振りを着る場合は、節約よりも親子の絆を深める方向で考えた方が良いでしょう。
ママ振りのメリット
- 親子の絆が深まる
親子で同じ振りそでを着ると、お互いの存在を近くに感じますね。
お母さまなどは、娘の成長を感じて感無量になるはずです。
ママ振りのデメリット
- こまごまとした費用がかかる
- 撮影や着付けなどを自分で手配するのが大変
購入やレンタルに比べて、意外と手間のかかるのがママ振りです。
男性の成人式はお金がかかる?
女性に比べて、男性の成人式はお金があまりかかりません。
ほとんどの男性が、5万~10万円位のスーツで式に参加します。
また、スーツはコスパを重視して、着回しできるものを選ぶ人が多いようでます。
大学の入学式のスーツで参加したり、後に礼服として着られるものを購入したりするケースもあります。
和装で式に臨む人もいますが、それでも女性ほどのお金はかかりません。
写真も自分たちで撮り合ったり、集合写真だけという人も多いので、成人式にかかるお金は少なくて済みます。
成人式にかかるお金は自分で払うの?
成人式にかかるお金は、主に衣装代、写真撮影代、同窓会代の3つです。
そのお金を自分で払う人もいますが、女性の場合は数%にすぎません。
特に、高額な振りそでや写真撮影にかかるお金は、ほとんどの人が親や祖父母が負担してもらっています。
振りそでのお金は誰に払ってもらった?
振りそでのお金を誰に負担してもらったのか、内訳を見てみると以下のような結果になります。
購入の場合 | レンタルの場合 | ママ振りの場合 |
親 60% | 親 90% | 親 80% |
祖父母 40% | 祖父母 10% | 祖父母 20% (ほぼ母方) |
自分 なし | 自分 数人 | 自分 なし |
振りそでにかかったお金を自分で払った人は、レンタルの場合のみでごくわずかでした。
また、自分で払ったのは以下の理由からでした。
「親に負担をかけたくないから。」
「自分の好きな柄を着たいから。」
子供の頃からのお小遣いを貯めておいたり、バイト代を貯めたりしたようです。
同窓会のお金は誰が払うの?
自治体主催の式典の後は、友達同士でお出かけしたり、恩師を招待しての同窓会が行われたりします。
同窓会にかかるお金は、数千円~1万円くらいなので、自分で払う人が多いようです。
お金がかかりすぎる成人式 お金の準備はいつから始める?
成人式にかかるお金は、女性の場合15万円~70万円です。
ちょうど、進学や就職で大きなお金がかかる時期と重なるので、お金の準備は大変になります。
本人がどんな衣装を着たいのか、親はどのくらいの予算を準備できるのか、親子で話し合っておきましょう。
数年前から積立てなどをしておくと安心です。
頼れる祖父母がいる場合は、お願いしてみるのも手ですね。
さらに、遠方に進学したり就職したりした場合は、前撮りや式典参加のための交通費もかかります。
そちらにかかるお金も考慮しておきたいですね。
お金がかかりすぎて慌てないよう、早くから準備しておくことをおすすめします。
お金がかかりすぎる成人式 振りそでの準備はいつごろから始める?
成人式に着る振りそでの準備は、高校を卒業したらすぐに始めるのが理想です。
購入の場合、着物を選んでから仕立て上がり、納品されるまでに半年ほどかかります。
前撮りのスケジュールなどを考えると、高校卒業後、すぐに準備を始めることをおすすめします。
また、ママ振りの場合はお直しに時間がかかります。
高校卒業後、遅くとも秋ごろまでに、呉服屋さんと一度相談しておきましょう。
成人式に写真だけはあり?
様々な理由から、成人式を写真だけで済ませる人もいます。
ちょっと寂しい気もしますが、写真だけの成人式もありです。
成人式を写真だけにした理由
「遠方に進学したので、式には出席せず写真だけ残した。」
「仕事が忙しいので、写真だけ撮った。」
「妊娠中なのでお腹が大きくなる前に写真だけ撮った。」
「結婚したので、式典で振りそでを着るのは気がひける。」
また、自分自身はどうでもいいけど、親に強くすすめられて仕方なく写真だけ撮ったという人もいます。
高校を卒業すると、人生の幅も広がります。
色々な事情で成人式に参加できない人もいますが、写真だけでも残すと記念になりますね。
まとめ
- 成人式にかかるお金は女性の場合15万円~70万円
- 男性の場合は5万円~10万円
- 振りそでは購入・レンタル・ママ振りとも、かなりお金がかかる
- 成人式のお金を払うのは、ほとんどが親か祖父母
- 資金の準備は数年前から始める
- 振りそでの準備は高校卒業後すぐに始める
- 成人式は写真だけもあり
社会への第一歩である成人式。
女性の場合、本当にお金がかかりすぎるので、親や祖父母と良く相談することをおすすめします。
お友達などとも情報交換して、楽しい式になると良いですね。
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