退院のときおくるみはいらない?季節によってはいらない場合もあります!必要な時はどんなときか?
無事に出産して入院していたのもつかのま、あっという間に退院の日がやってきます。
退院するときに、赤ちゃんにおくるみをして家に向かうというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、おくるみは退院するときに本当に必要なのでしょうか。
結論から言うと、赤ちゃんと退院するときには特に寒くなければ、おくるみは無くても基本的には問題ありません。
ただし、退院する季節によっては、おくるみがあるととても良いことも。
おくるみは赤ちゃんを手軽に保温しやすい、赤ちゃんを抱っこしやすいといったメリットもあるので、あればあったなりにとても役立ちます。
新生児の時期を過ぎても、ブランケットのようにも使用できるので、使い方次第で色々利用できます。
これから、なぜおくるみが基本的にはいらないのか、必要なときはどんなときか、おすすめはどんなものかなどを紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
退院のときおくるみはいらない?
「おくるみ」とは、生まれた直後の赤ちゃんを包む布やタオルのことで、新生児の頃から首のすわる生後3~4ヶ月の頃に使用することが多いです。
写真などで見るとさまざまな素材があり、おくるみに包まれた赤ちゃんはとても可愛いですよね。
退院のときには是非おくるみで包んで帰ってみたいと思う人もいる一方で、本当に必要なのかと考えている人もいるでしょう。
あればあったなりに使うことができますが、できるならなるべく買わないで節約したいと思っている人もいるかもしれません。
おくるみがいらない理由
おくるみがいらない一番の理由は、退院するときに寒くなければ、おくるみで特に保温する必要がないからです。
暖かい場所や暑い場所では、かえって暑くなってしまい、赤ちゃんにとって快適ではありません。
また、おくるみはバスタオルなどで代用ができることも、おくるみがいらないもう一つの大きな理由になります。
おくるみがないことに何となく心配を感じる人は、おくるみの代用品となる、バスタオルやブランケットを使用してみましょう。
おくるみに代用ができると判断できる場合は、無理に購入する必要はありません。
二人目や三人目の赤ちゃんになると、ママも抱っこすることに慣れているので、おくるみがなくても問題なく抱ける人にはおくるみは必要ないと感じる人も。
また、ママによっては、おくるみで赤ちゃんを抱こうとすると、感覚がつかみにくく、うまく抱くことできない人もいます。
赤ちゃんによっては個人差があり、おくるみで包まれることを嫌がることもあって逆効果になる場合も。
おくるみが必要な人もいますが、おくるみが苦手な赤ちゃんやママもいるので、まずはバスタオルで試してみて、おくるみが効果的に使えそうな人は、おくるみの購入を考えてみた方が確実かもしれません。
季節によっておくるみが必要なとき・いらないとき
先にも書きましたが、おくるみが本当に必要な時は、赤ちゃんが寒いときに保温が必要なときです。
夏や春秋に退院するとき、気候的に暑い日、暖かい日には基本的にはおくるみはいりません。
ただし、冷房の効いた肌寒く感じる場所にいるときには、おくるみを使ってもよいでしょう。
赤ちゃんにかけるものとしても、おくるみは役立ちます。
冬の季節や肌寒い春秋の日には、おくるみを使うと赤ちゃんが温かくいられることが利点です。
寒いときにおくるみではなくても、防寒具や赤ちゃんに掛けるものがあれば問題はありません。
あとは、おくるみを使うと抱きやすい、おくるみをとにかく使ってみたい人は使ってみるとよいのではないのでしょうか。
個人差がありますので、最終的には使うママの感覚で考えてみるとよいでしょう。
おくるみをキツく巻くと、逆に赤ちゃんの股関節が危ない
脚の動きを制限する服や衣類には、股関節が外れて育つ「発育性股関節形成不全」になるおそれがあります。
生まれた赤ちゃんは、脚がM字の形のように、両方の膝と股関節が十分にまがった状態で開いて動かしている状態が自然な姿勢です。
おくるみもそうですが、スワドルで新生児の赤ちゃんの脚をきつく締めつけてしまうと、股関節に悪い影響が出てしまうので注意してください。
おくるみやスワドルを赤ちゃんに使うときには、両方の膝と股関節がまげることができて、M字のように脚を開いた姿勢を基本として、赤ちゃんが自由に脚を動かせるように使うようにしましょう。
退院のときおくるみが必要なときは?
夏の冷房が効いた場所に行くときには、おくるみがあると便利です。
これもブランケットやバスタオルで代用できるので、おくるみでなくても問題ありませんが、あればあったなりに利用できるので効果的に使ってみるとよいでしょう。
おくるみ自体のメリットもいくつかありますので、その内容を紹介していきます。
おくるみのメリット
おくるみのメリットは、生まれたての赤ちゃんは体温調節が上手くいかないので、気温が低いときに、保温しやすいところです。
また、首のすわらない新生児の赤ちゃんの抱っこは、初めて出産したママは抱き方も慣れていないので、うまく抱くことができません。
新生児の赤ちゃんの抱き方が上手ではないときに、おくるみで赤ちゃんを包んで抱っこすると、安定して抱き抱えることができます。
また、寝ていた赤ちゃんが、大きな音を立てた時など、両手を広げて抱きつくような動き(モロー反射)で起きてしまうことがありますが、おくるみを使用することで、このモロー反射を避ける効果があり、寝かしつけにとても役立つ利点も。
そもそも、おくるみをすることで出産前のおなかの中にいたときの環境ににているので、赤ちゃん自身が安心して眠れるという効果があります。
退院のときに必要な場合
退院するときは、管理された空調であった病院から、初めて外の空間に出て外気にふれ、住む家に向かうということが一番の環境の違いです。
新生児の赤ちゃんは体温調節が未熟なので、気温が低いときには温めてあげなくてはなりません。
おくるみは、そんなときに役立ちます。
主に冬をはじめ、春や秋の肌寒い日は赤ちゃんが寒くないように、おくるみを巻いてあげるとよいでしょう。
また、春や夏であっても、エアコンの冷房が効いた場所や空調が効いた気温の低い場所はおくるみの使用は効果的です。
風が強くて肌寒く感じる時などにも、おくるみを使うことで赤ちゃんの体温調節をするのに役立つので、退院するときの気温や気候で判断し、おくるみを使ってみることをオススメします。
退院のときにおすすめのおくるみ
おくるみは、保温性があるもの、通気性があるものがおすすめです。
てざわりが良いもの、赤ちゃんにとって気持ちのよい肌ざわりのものを選びたいですよね。
これから紹介するおくるみは、退院のときにもしようできますが、普段の育児でも使いやすいものをあげます。
●今治タオル(丸山タオル) 雲ごこちタオル「ベビーおくるみ」
さわり心地がとても良い。日本製で有名なタオルブランドの今治タオルの中でも、使い心地が良い製品です。
●あかちゃんの夢 「オーガニックコットンおくるみ毛布」
寒い日にも防寒として役立つ、毛布としても使えるおくるみなのが嬉しいおくるみです。
日本製の高級綿を使用しているので赤ちゃんの肌にも安心。
●キッズ&ベビーcaizuカイズ 「おくるみ」
ガーゼ素材でやわらかいさわり心地で、通気性のあって使いやすい素材。
春秋の暖かい日にも使えて、夏場も冷房が効いている部屋にも丁度いいおくるみです。
他にもたくさん良いものがありますので、色々調べて購入を考えてみてくださいね。
まとめ
- 退院するときに、おくるみは基本的にはいらない
- おくるみが必要なときは肌寒いとき
- おすすめのおくるみは、保温性や通気性のよいもの
退院するときに、おくるみは基本的にはいりませんが、その時の気温や、おくるみを使うこと赤ちゃんが安心でき、ママが抱きやすいなら使ってもよいでしょう。
また、おくるみを使うにしても使わないにしても、それぞれの自由です。
それぞれ人の考え方はちがいますので、いろいろと考えてみて、自分にとってベストの判断をしてみてくださいね。
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