小学校でトラブルがあったときの連絡帳の書き方は?連絡帳の目的や例文を紹介
小学校では子どもの社会性も大きく育つ時期で、子ども間でのトラブルが起きる可能性があります。
そんなときに活用できる連絡帳の書き方にはポイントがあり、注意が必要です。
この記事では、小学校でトラブルがあったときの連絡帳の書き方や、実際の例文などを用いて紹介します。
小学校でのトラブルで子どもが学校に行けなくなる事例もあり、学校の先生とも共有して子どもを見守り時には介入してもらう必要があるでしょう。
この記事を読むことで小学校でのトラブルを連絡帳を通して先生と共有し、サポートを得る手助けになります。
皆さんの大切なお子さんの小学校生活を支える連絡帳の書き方を一緒に学んでいきましょう。
小学校でトラブルがあったときの連絡帳の書き方!保護者から先生への基本の書き出しは?
トラブルがあったときに使用するのが、子どもが日々使っている連絡帳になります。
大事なポイントとして、連絡帳に全てを書くのではなく、具体的な内容は電話や面談で相談をすることです!
ここでは連絡帳の基本の書き出しや書き方・文章の流れについて例文を交えて紹介していきます。
小学校の子ども達は社会性を学ぶ段階で、精神発達も未熟な点からトラブルが起こることは時に避けられません。
子どもから相談を受けたり、保護者が異変に気づいたりしたら学校の先生にも相談や報告をしておくべきです。
小学校で起こりうるトラブルとして、以下のような種類があります。
- 子ども同士のけんか
- 怪我
- いじめや嫌がらせ
- グループ内の対立や孤立
- 競争によるストレス
- SNSを使用したトラブル
- 物の紛失
トラブルを知った時、「なぜうちの子が」「一体学校ではどうなっているのか」など様々な感情が生じると思います。
しかし子どもの話が全て真実ではなく、他にも原因や要因があることも考えられため、一旦冷静になりましょう。
感情のままに連絡帳を書くのは危険なため、以下の手順に沿って連絡帳を書いてください。
連絡帳の書き方・文章の流れについて
連絡帳を書くときには、「初めの挨拶」「本題」「締めの挨拶」の3つの構成で文章を書くと丁寧で伝わりやすくなります。
それぞれについて例文を交えて解説していきましょう。
初めの挨拶
手紙を書くように初めに挨拶を入れるのがマナーとなります。
限られたスペース、時間のない中で先生も読むため、ここでの挨拶は1文で十分です。
書き出しに挨拶文をでも入れることで感情的でなく、丁寧な印象を与えることができます。
- 初めまして〇〇の母です。
- いつもお世話になっております。
- お世話になります、〇〇の母です。
- 参観日ではお世話になりました、〇〇の母です。
本題
次に本題を書きます。
ここでは感情的にならず、状況などは主観を入れずに正確に書きましょう。
個人情報は書かずに、内容は簡潔に分かりやすい言葉で書くようにしてください。
要望として何をしてほしいのか、電話連絡や面談の希望などを伝えることも忘れずに書きます。
- 友達のことで悩んでいるようなので、可能でしたら電話か面談でご相談をさせていただきたいです。
- 〇月〇日に怪我をして帰ったため、学校での様子を伺いたいのですが、ご都合のつく時間はありますか。
- 昨日〇〇を学校で紛失したようです。改めて自宅を探しましたが見当たらず、クラスでも確認をとっていただけないでしょうか。
締めの挨拶
最後に挨拶文を書いて終わります。
先生も時間のない中で対応をしてくれますから、思いやりの言葉を添えることが大事ですね。
- お手数をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
- お忙しい中申し訳ありませんが、ご都合の良い日時を教えていただいてもよろしいでしょうか。
- お手数をおかけしますが、ご都合の良い時間に連絡をいただけると幸いです。
- 今後もとよろしくお願いします。
ケース別連絡帳の例文
ここではトラブル別に連絡帳の書き方の例文を紹介します。
「喧嘩やいじめ友達とのトラブル」「暴力や怪我」「物の紛失」について、参考にしてみてください。
いつもお世話になります。
娘がクラスのお友達のことで悩んでいるようなので、可能でしたらお時間のある時に電話か面談でご相談をさせて頂きたいです。
お忙しい中申し訳ありませんがご都合の良い時間を教えていただけたら幸いです。
お世話になります。
昨日息子が顔に怪我をして帰宅しました。
学校での様子を様子を教えて頂きたいのですが、放課後ご都合の良い時間があれば電話か面談をお願いしたいので教えてください。
お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
お世話になっております、〇〇の母です。
昨日算数の教科書を紛失したようです。自宅を探しましたが見当たらず、クラスのお友達に心当たりがないかお声かけいただけると助かります。
お手数をおかけしますがよろしくお願いします。
小学校でトラブルがあったときに連絡帳に書いてはNGなことは?連絡帳の目的は?
連絡帳に書いではNGなこと
幼稚園の連絡帳と違う点は、子どもが毎日記入し目にも触れる点があります。
時には間違えて違う子が持ち帰り、内容を目にする可能性もあるため、子どもにとって不適切な情報は書かない方が良いです。
具体例として、以下になります。
- 相手の子どもの名前や個人情報
- 子どもから聞いたままの具体的な内容、表現
- 子どもの自尊心を傷つける内容や表現など
トラブルは相手がいることがほとんどで個人的な内容が含まれるため、直接先生と話す必要があります。
文章だけでは時として誤解が生じ、ネガティブな印象を持たれる可能性もあるため、電話連絡や面談が良いです。
連絡帳を通じでアポイントをとるようにしましょう。
連絡帳の目的
連絡帳は学校の先生と保護者が連絡事項を伝え合ったり、子どもに関する相談や報告をするためのコミュニケーションツールです。
子どもが毎日の日課を記入し持ち帰り、先生も毎日目を通すため、保護者から学校・先生へ伝えるべき内容を記載するとタイムリーなやり取りができます。
トラブルの他にも欠席や早退の連絡、年度や学期前後の挨拶・お礼、他個人的相談など(授業の見学希望など)記入することもあるでしょう。
連絡帳を活用することで、子どものことを理解してもらい、学校生活が円滑に送れる助けにもなります。
小学校でトラブルがあったときの連絡帳はクレームで終わらせないこと!謝罪やお礼も忘れずに
連絡帳のやり取りで学校側の対応について疑問があったり、不誠実と感じた時は、苦情を言いたくなるでしょう。
しかし過剰な反応は本来の問題解決にならないので、不満がある場合も感情的にならず、冷静に問題点を伝えます。
謝罪やお礼の方法や具体例
先生とのやりとりで子どもの不足点や自分の関わりで見直す点があれば、きちんと謝罪をしましょう。
まずは学校が対応してくれた事実に感謝を述べてから、謝罪文を書くとより誠意が伝わります。
自分の非を認め、謝罪することは信頼関係の維持に繋がり、今後の先生との関係にも重要です。
・この度はお忙しい中、対応して頂きありがとうございます。親の目が行き届かない点があり、申し訳ありませんでした。
・先日は時間を割いて対応してくださりありがとうございました。親として不足があったこと、心よりお詫び申し上げます。
そして学校側とやりとりをした後はお礼を書きましょう。
お礼文としては形式的に書くのも良いですが、感謝の気持ちを具体的に素直な表現で書いた方が先生にも伝わります。
・先日は、お忙しい中迅速に対応してくださりありがとうございました。おかげで本人もスッキリしたようで、前向きに学校に登校できています。親としても、とても安心しました。どうもありがとうございました。
・〇〇の件では大変お世話になりました。子ども同士でも話し合い、無事解決することができたようです。先生のお心遣いに私も励まされ、とても勉強になりました。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
まとめ
- 小学校でトラブルがあったときの連絡帳は「初めの挨拶」「本題」「締めの挨拶」の3つの構成で文章を書くと丁寧で伝わりやすい
- 連絡帳には個人情報や詳細を書くことは避け、先生と電話連絡や面談を行う方が良い
- 小学校でのトラブルに対して学校が対応してくれたときには連絡帳で謝罪や感謝を伝えることが大切
小学校は保護者が行く機会も少なく、学校での様子が見えにくいためトラブルがあった時は心配も大きいでしょう。
しかし人生において、対人関係の悩みやトラブルはつきものです。
見方を変えれば、トラブルがあったことで子どもの成長に繋がるんじゃないでしょうか。
中学校や高校では把握できないトラブルも、小学校なら保護者や学校が介入して良い方向へ導くことが可能です。
連絡帳を活用してお子さんがより成長し、楽しく小学校に通えることを祈っています。
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