赤ちゃんがおしゃぶりを嫌がるのはなぜ?吸わせ方のコツや指しゃぶりとの関係は?
「おしゃぶり」は、咥えていると赤ちゃんが安心して機嫌良くしてくれるので、便利なアイテムですよね。
でも、いざおしゃぶりを使おうとして、赤ちゃんが嫌がって咥えてくれないということはありませんか!?
おしゃぶりにはミルクや母乳の味がない、匂いや感触が嫌などで、嫌がってしまう赤ちゃんが多いんです!
私も出産後、赤ちゃんがおとなしくしてくれて、便利だったので使っていました。
でも、初めから赤ちゃんが嫌がらずに咥えてくれたわけではありません。
おしゃぶりにミルクを付けたり、サイズ違いを使ってみたり、いくつか方法を試してみました。
そして、おしゃぶりを使うことで、「このまま使っていていいの?」という疑問も出てきますよね。
赤ちゃんは指しゃぶりもしますが、指しゃぶりと、おしゃぶりはどう違うのかということも気になる点です。
この記事では、嫌がらずにおしゃぶりを咥えてくれるコツや、おしゃぶりと指しゃぶりについて、指しゃぶりを卒業する時期などを説明していきますね。
大学病院でも利用されている人気のおしゃぶりです。ラテックスフリーで病院用シリコンなので品質面でも安全です。
赤ちゃんがおしゃぶりを嫌がる・急に拒否したり吐き出したりする理由
家事をしたいのに、赤ちゃんが泣いてしまって手が離せない。
そんな時に赤ちゃんを機嫌良くしてくれるおしゃぶりは助かりますよね。
でも、赤ちゃんに咥えさそうとしても、咥えてくれない!
そんな経験をしたことのあるママは多いはずです。
実は、赤ちゃんがおしゃぶりを嫌がるには、理由があるんです。
ミルクや母乳が出てこない
おしゃぶりは、赤ちゃんの吸てつ反射(口に入った物を吸う反射)を使って使用します。
赤ちゃんは、ミルクや母乳をあげる時、口の中に入った乳首をリズミカルに吸うことでミルクや母乳を飲みますよね。
もし、赤ちゃんが泣いている理由がお腹が空いているとしたら、おしゃぶりを咥えたことでミルクや母乳が出てくると思っています。
もちろん、ミルクや母乳は出てきませんから、よりさらにお腹がすいて、機嫌が悪くなってしまうんです。
おしゃぶりの形やサイズが合っていない
赤ちゃんの口の形には、個性もありますし、月齢によって大きさが違います。
おしゃぶりが口の形に合っていなかったり、月齢に合っていなかったりすると、それが原因で咥えてもらえません。
ゴムの感触が嫌
普段母乳育児の赤ちゃんだと、母乳の匂いのする柔らかい乳首が大好きです。
おしゃぶりは、天然シリコンやゴムの匂いがすることがあるので、その匂いが嫌で咥えてくれないことがあります。
また、柔らかい乳首に比べると、おしゃぶりは硬いものが多いので、その感触自体が嫌いな赤ちゃんもいます。
鼻詰まりがある
赤ちゃんは、ミルクや母乳を飲む時は、口が塞がっているので、鼻呼吸をしていますよね。
鼻水で鼻詰まりがあり、鼻呼吸ができない時は、息苦しくなってしまい、機嫌が悪くなる原因となります。
おしゃぶりの吸わせ方のコツ
赤ちゃんがおしゃぶりを嫌がる理由には、ミルクが出て来ない、感触に慣れていないなどがあります。
では、どのようにしたら咥えてもらえるのでしょうか。
そのポイントをお伝えしますね。
point1
・おしゃぶりにミルクや母乳をつけてみる
おしゃぶりを咥えた時に、ミルクや母乳の味がすると、そのまま吸ってくれる可能性があります。
point2
・複数を試してみる
赤ちゃんの口の形やサイズが合うものを探してみましょう。
普段哺乳瓶でミルクをあげている場合は、哺乳瓶と同じメーカーの物を使うのも一つです。
point3
・時期をおいてみる
月齢が進んでくると、口のそばにあるものを吸う習慣ができてきます。
その頃に再度挑戦してみるのも一つです。
point4
・詰まりを解消する
綿棒で拭きとる、お鼻専用の吸引器を使うなどをして、お鼻の掃除をしてあげましょう。
普段の授乳でも、鼻呼吸は必要なので、お鼻の掃除は習慣化しておくといいですね。
おしゃぶりと指しゃぶりは関係ある?指しゃぶりはダメ?
ママにとっては強い味方のおしゃぶりですが、「指しゃぶりとどう違うの?」と思いますよね。
ここでは、おしゃぶりと指しゃぶりの関係性と、指しゃぶりについて書いていきます。
おしゃぶりと指しゃぶりの共通点は、赤ちゃんの気持ちが落ち着いて、大人しくしてくれることにあります。
効果としては、似ているようですが、実際は違う物なんです。
指しゃぶりは、自然な行為
赤ちゃんは、何もしなくても自然と指しゃぶりをするようになります。
月齢が進んでくると、赤ちゃんには「探究行為」が出てきます。
これは、身体を触ることで確認しようとするため、手を口に入れたり、口の周りのものを咥えたりします。
この探索行為ですが、赤ちゃんが物を認識し、掴んだり、食べたりすることへのステップだと考えられています。
成長において、必要なことでもありますが、中には指しゃぶりをしない赤ちゃんもいるようです。
おしゃぶりは、似ているようで違う
おしゃぶりは、指しゃぶりと同様、咥えていると子供が安心することは同じです。
グズっている子供が機嫌良く過ごしてくれるので、使っているママも多いと思います。
しかし、おしゃぶりは、「育児グッズ」です。
頻繁に使うことで習慣化し、なかなかやめられない子もいます。
長期間使うことにより、歯の噛み合わせが悪くなる、歯並びに影響が出ることもあります。
赤ちゃんが、自分の欲求を訴えることをしなくなるので、親子のコミュニケーションの障害となることもあります。
指しゃぶりはダメ?
指しゃぶりは赤ちゃんの自然な行為なので、感覚を成長させるための成長過程だと捉えてもいいでしょう。
指しゃぶりを始めたからと、焦ってやめさせなくても大丈夫です。
指しゃぶりの卒業の時期としては、2歳から始めて3歳までにやめると考えましょう。
赤ちゃんと一緒に遊んだり、両手を使う遊びをすることで、指しゃぶりの時間を減らすことができます。
一日中頻繁に吸っている、吸いだこができているようだと、やめさせることも難しい時があるので、小児科に相談することもオススメです。
まとめ
- ミルクや母乳の味がしない、匂いや感触が嫌などの理由で赤ちゃんはおしゃぶりを嫌がってしまう
- ミルクや母乳をつけてみる、サイズや形を赤ちゃんの口に合う物を選んでみると吸ってくれる可能性がある
- おしゃぶりを咥えている間は、鼻呼吸になるので、お鼻の掃除をしてあげると良い
- 指しゃぶりは、自然な行為、おしゃぶりは「育児グッズ」である
- おしゃぶりを長期間使用することで、歯の噛み合わせが悪くなったり、歯並びが悪くなることもある
- 指しゃぶりは、2歳〜3歳を目処に卒業させる
おしゃぶりを使っていて、突然赤ちゃんが嫌がった、咥えてくれないという悩みは解決できたでしょうか。
まだ解決できていないママは、ぜひ今回紹介した内容を試してみてください。
赤ちゃんが上手に吸ってくれると、必ずママの強い味方になってくれます!
その反面、おしゃぶりを長期使用することによるリスクもあります。
よく理解し、上手に使っていきましょう。
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