モロー反射で起きる赤ちゃんにおくるみは良い？デメリットや巻き方などを解説！
モロー反射について調べていると「おくるみ」という布がヒットしますよね。
モロー反射で起きる赤ちゃんにおくるみは効果があるのでしょうか？
おくるみは赤ちゃんの動きを適度に抑制できるためモロー反射に一定の効果があると言われています。
モロー反射の抑制以外にも、おくるみは赤ちゃんに優しくフィットし体温調節も手助けしてくれるでしょう。
おくるみに包まれる赤ちゃんはまるでお母さんのお腹の中にいるような感覚なため、安心して寝てくれます。
この記事ではおくるみの巻き方やおくるみによるモロー反射への影響、おくるみのメリット、デメリットについてご紹介します。
モロー反射で起きる赤ちゃんにおくるみは良い？デメリットも紹介！
モロー反射でせっかく寝た赤ちゃんが起きてしまった経験があるお母さんも多いのではないでしょうか。
赤ちゃんによってモロー反射の頻度は個人差がありますが「せっかく寝ていたのに最近すぐ起きちゃう」なんてエピソードはよく耳にします。
そんなモロー反射ですが、おくるみはモロー反射に効果があるのでしょうか。
おくるみはモロー反射に一定の効果があると言われているんです。
おくるみは赤ちゃんの動きを適度に抑制してくれます。
そのため、赤ちゃんが自分のモロー反射にびっくりして起きる可能性が減るのです。
モロー反射に便利なおくるみですがデメリットもいくつかあります。
まず、おくるみをきつく巻きすぎると赤ちゃん特有の乳児股関節脱臼という病気のリスクがあります。
乳児股関節脱臼は股関節に負荷がかかることで発症する病気で、適切な治療をしないと大人になってからも後遺症が残ってしまう少し怖い病気です。
また、おくるみは保温性に優れているため暑い部屋の中で使うと赤ちゃんが汗をかいてしまいます。
おくるみは便利な反面正しく使わないと効果を発揮できないどころか赤ちゃんにストレスを与えてしまうこともあります。
モロー反射とは？
ここまではおくるみによるモロー反射の抑制についてご説明しましたがそもそも「モロー反射」とは一体なんでしょうか。
モロー反射とは生後直後から生後4ヶ月までに起きる生まれつき誰にでも起きる反射（原始反射）のひとつです。
モロー反射は別名「抱きつき反射」ともいい両手を広げて指を広げる反射です。
お母さんから落下しないように抱きつくための反射でモロー反射は発達過程で誰もが経験します。
初めて見たお母さんは見慣れない動きに「病気なのかも」と心配されるかもしれません。
しかしモロー反射は「あって正常」なもので、一切ないと核黄疸という病気の可能性すらあります。
モロー反射は正常な発達ができているあかしですので、過度に心配しなくても大丈夫ですよ！
おくるみの巻き方といつまで使うかを解説
おくるみは一体いつまでどのように使うのがよいのでしょうか。
目安としておくるみは一般に「寝返りを打ち始めるまで使うもの」と言われています。
おくるみは体温調節やモロー反射の抑制などで赤ちゃんの睡眠を手助けしてくれる一方で、赤ちゃんの寝返りを邪魔してしまうことがあります。
寝返りが打てるようになればできるだけ寝返りをさせてあげるのがよいため、「寝返りを打ち始めるまで使うもの」と言われています。
寝返りを打ち始める時期は個人差がありますが、一般的には生後3~6ヶ月が一つの目安とされています。
赤ちゃんの様子を見て、「いつおくるみを卒業するのがよいか」を考えてあげてくださいね。
また、おくるみは正しく使わないと逆効果になってしまうことがあります。
おくるみの正しい使い方は
- ひし形におくるみを広げ上部を中心にむかって折り込む
- 赤ちゃんの片手を胸に置き片側のおくるみを巻いてあげる
- 下に余ったおくるみは体のしたに入れこむ
- 反対側の手も胸に置き反対側のおくるみも巻いてあげる
このような手順で行います。
おすすめのおくるみを紹介
おくるみと言っても様々な商品があり「どれを買ったらいいのかわからない」となってしまうお母さんたちも多いかと思います。
おくるみの選び方は素材やサイズ、形などを比較して選ぶのが良いでしょう。
私のおすすめは肌触りがよく赤ちゃんのストレスになりにくい綿100のものです。
中でもおすすめなものは以下の商品です。
スワドル 奇跡のおくるみ
ポチップ綿100の素材で質感もよく、日本企業が作っているため安全性やカスタマーサポートも期待できます。
助産師さんの監修もあるため安心して使える商品になるでしょう。
モスリン ブランケット
ポチップこちらの商品も綿100で非常に肌触りがよく、コットンより吸水性と通気性が高い素材でできています。
夏場などのムレやすい季節でも安心して使うことができる商品になっています。
まとめ
- おくるみはモロー反射に効果がある
- モロー反射は病気が原因で起きるものではなく誰しも経験する
- おくるみは寝返りを打ち始めるまで使う
この記事ではおくるみの巻き方やおくるみによるモロー反射への影響、おくるみのメリット、デメリットについてご紹介しました。
モロー反射は動きが少し特徴的ですが病気ではなく正常な発達ができているあかしですので心配しすぎないようにしてくださいね。
また、おくるみはモロー反射を適度による動きを抑制してくれるため赤ちゃんもゆっくり休めるでしょう。
ぜひモロー反射で起きてしまう赤ちゃんにおくるみを使ってあげてくださいね。